【大陽日酸】高圧ガスの保安に関するお役立ち情報をお届けします! <LGCの取り扱い>

配信日:2022年8月23日

いつもお世話になっております。
産業ガスのトータルソリューションをお届けする、大陽日酸です。
弊社の「Safety is Value(安全は価値である)」という理念に基づき、
高圧ガスに限らない幅広い保安に関するお役立ち情報を定期的にお届けします。

今回は以下の内容をお届けいたします!

<目次>
【1】LGCの取り扱い<わかりやすい解説動画付き!>
【2】酸欠のメカニズム「一呼吸一コロリ」

お客様に高圧ガスを安全にお使いいただき、安定した操業を実現していただくために
高圧ガスだけでなく労働災害、生産性向上などの課題解決策である
保安・生産性向上サービスを約60種類取り揃えております。

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【1】LGCの取り扱い<わかりやすい解説動画付き!>
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【LGCの取り扱い】解説動画はこちら⇒ https://www.youtube.com/watch?v=eR2NHO9s-t8

LGCとは、Liquid Gas Containerの略です。
超低温の液化ガスを貯蔵する容器で、
内槽と外槽からなる真空断熱二重殻構造となっています。
重量は200kg以上にもなる可搬式容器でありますので、
取扱いには十分な注意が必要です。

LGCが転倒・落下してしまうと、容器挟まれによる労災リスクの他、
内部のネックチューブが破損し、内槽と外槽の間にガスが流出することで
容器が破裂して事故に繋がるリスクがございます。

また、外槽に著しい変形や着霜があると転倒・落下している可能性がございますので、
外槽に何らかの異常を発見した場合は、直ちに使用を中止して
高圧ガスの管理責任者やガス取扱業者へご連絡ください。

容器の破裂などの大きな事故を防ぐためには、
専用台車を使用した容器の移動や日常点検を実施することが重要です。

そんなLGCを安全にお使いいただくために、
弊社では高圧ガス保安教育などの様々な保安サービスを取り揃えております。
高圧ガスの教育や取扱い等に課題があるお客様は、是非ご相談下さい!
▼ 教育に関する詳細のご確認・お問い合わせはこちら ▼
https://gasequip.tn-sanso.co.jp/kouatsugasukyouiku/

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【2】酸欠のメカニズム「一呼吸一コロリ」
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窒息性ガスを一呼吸すると死につながる危険性があるということをご存じでしょうか。

我々の肺内には、通常6Lの空気が保持されています。
息をこらえると、その分の酸素が少しずつ消費されるので、
1分後の動脈血中の酸素分圧は大脳皮質機能を保持しうる値となっております。

それに対し、無酸素空気の一呼吸はもはや意識を保ち得ないような
動脈血酸素分圧まで低下してしまいます。

酸素分圧ゼロの酸欠空気を吸入すると、肺胞にわずかに残っていた空気により
血液中の酸素濃度は大脳皮質に必要な60mmHgを確保できなくなります。
酸素濃度の異常を体が検知すると横隔膜を下げ、肺を大きく膨らませます。

その結果、さらに大きな呼吸をし、酸素分圧ゼロの空気を吸い込み、
急激に血液中の酸素が少なくなり瞬時に大脳皮質の活動が停止してしまいます。

このように窒素やアルゴンなどの窒息性ガスは一呼吸で死につながる危険性もございます。

ガスごとに比重が異なるため滞留しやすい場所を予め把握し、
酸素濃度計などを活用しながら安全に使いましょう。

弊社では約60種類の保安・生産性向上サービスを取り揃えています。
▼ 詳細のご確認・お問い合わせはこちら ▼
https://gasequip.tn-sanso.co.jp/kadaikaiketsuservicecatalog/