【大陽日酸】高圧ガスの保安に関するお役立ち情報をお届けします! <高圧ガスの貯蔵>

配信日:2022年12月20日

いつもお世話になっております。
産業ガスのトータルソリューションをお届けする、大陽日酸です。
弊社の「Safety is Value(安全は価値である)」という理念に基づき、
高圧ガスに限らない幅広い保安に関するお役立ち情報を定期的にお届けします。

【高圧ガス保安法とは】解説動画はこちら!⇒ https://www.youtube.com/watch?v=Y8v4-lzP0LM

今回は以下の内容をお届けいたします!

<目次>
【1】高圧ガスの貯蔵
【2】チェーン掛けによる容器転倒防止

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【1】高圧ガスの貯蔵
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貯蔵の定義として、高圧ガス(0.15㎥、液化ガスの場合1.5kg超)を
一定の場所に概ね2時間以上停滞させることを貯蔵と言います。

タンクローリーなどを長時間(概ね2時間以上)停車させることも貯蔵とみなされています。

高圧ガスの貯蔵は、合算条件という概念があります。高圧ガスが一定の距離以内にある場合は、
すべて足し合わせた量=合算した量で申請しなければなりません。

そのため、研究所などでは各部屋での貯蔵量が少ないにも関わらず、
知らず知らずのうちに貯蔵量オーバーになってしまうといった事例が多くなっていました。

こういった影響から、規制緩和があり、2016年以降は障壁など
一定の安全配慮がなされている場合は合算距離が緩和されるようになりました。

合算条件の詳細については高圧ガスのプロに相談してください。

そんな高圧ガスを安全にお使いいただくために、
弊社では高圧ガス保安教育などの様々な保安サービスを取り揃えております。
高圧ガスの教育や取扱い等に課題があるお客様は、是非ご相談下さい!
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https://gasequip.tn-sanso.co.jp/product-use-purpose-hoannservice/

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【2】チェーン掛けによる容器転倒防止
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阪神淡路大震災では、被災地内のLGCの約43%が転倒・破損してしまいました。
これらLGCは転倒防止や横滑防止措置を施していなかったとされています。
一方、きちんとした措置を施したLGCは転倒しませんでした。

このため、チェーンは上下二段掛け、緩みのないように装着するなど、
容器転倒防止措置を確実に行うことが重要です。
また、小・中容器の転倒防止措置として、チェーン掛けが推奨されています。
しかし、チェーンが緩んでいたり、1本しかかかっていない場合は、
地震の横揺れによって容器が暴れ衝撃でチェーンが引きちぎられるなどして
容器周りの配管等が容器の荷重に耐えきれず損傷し、
危険なガスが漏洩・噴出するなどの事故につながります。

このため、チェーンは上下二段掛け、緩みのないように装着する、
配管につながっていない容器は保護キャップを装着するなどの
容器転倒防止措置を確実に行うことが重要です。

容器は正しい方法で保管、取り扱いを行うようお願い致します。

弊社では約60種類の保安・生産性向上サービスを取り揃えています。
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https://gasequip.tn-sanso.co.jp/kadaikaiketsuservicecatalog/